ジュエルライブ マダムライブ

アナルセックスについては賛否両論あると思う。

俺は賛成派というか、やりたい派で、そして未経験だ。
エロ漫画やAVで見るたびに”やってみてぇー”って思い続けてはや数年。

今更だけど自己紹介すると、俺は36歳の会社員。
収入は日本のサラリーマンの平均程度。
嫁あり、子なし。

嫁がいるなら嫁とやれって思うかもしれないけど、結婚前に意を決して頼んでみたことがある。
その時は、拒否されるどころの騒ぎじゃなかった。
変態扱いされて、危うく破局の危機に陥った。

元々ちょっと潔癖症の気がある奴なんで、とてもじゃないが二度と頼んでみる気にはならない。
風俗のお姉さんとならヤれるんだろうけど、俺はどうも、会ったばっかりの女性と金銭のやりとりでコトを致すというのが楽しめないタチだ。
違う意味でのバックバージンを捧げるなら、多少なりとも情の湧いた女性と行為を楽しみたい。
そんなふうに思ってた。

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俺は女友達は多いほうじゃないけど、大概どんなことでも話せる由香里という幼馴染が一人だけいた。
ある時由香里と飲んでて、俺は酔った勢いで今みたいな話しをした。
そのときに教えられたのが、ワクワクメールっていうサイトだった。

由香里も既婚者なんだけど、旦那とは随分前からセックスレスらしい。
ワクワクメールで知り合った何人かの相手とセフレになって、溜まった性欲を発散してるんだとか。
中には、すげー変態チックな行為を要求してくる奴もいるみたいで、需要と供給さえ一致すれば、別世界が見られる……みたいな事を言ってた。
半信半疑で聞いてた俺だけど、まあ物は試しってことで、そのワクワクメールとやらに登録してみた。

登録してみてわかったんだけど、確かに掲示板やらプロフやらにマニアックな性癖を暴露してる人は少なからずいる。
俺はちょっと期待して、念願のデート&アナルセックスをさせてくれる女性を探した。

俺の仕事は月1くらいで出張があって、次の出張は大阪だった。
土日を挟んで5日間だから、土曜にデートして日曜の朝まで…とまでは言わずとも、一日楽しくデートした後で俺の願望を満たしてくれる天使のような女性はいないものかと、掲示板に募集をかけてみた。

そしてなんと、大阪に住む26歳が、それに応じてくれることになった。
10歳も年下の女の子が、こんなオッサンに金も払わずにさせてくれるとか…
最初は随分怪しんだけど、なんやかんやで連絡先交換して、吹田駅のメイシアターの前で待ち合わせすることになった。

本当に来んのかな…、と要らん心配をする俺をよそに、恵美ちゃんはちゃんと時間通りに来てくれた。

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写メで見る限りは可愛い子だった。
ただまあ、こんな無茶振りに答えてくれるくらいだから、実物は相当ブスかも知れないと覚悟はしてた。
多少化粧で誤魔化してる感じはするものの、普通に可愛いと言って差し支えないレベルの子が来た時は真面目にビックリした。
こんな子と夜にはアナルセックスを!と思うと、俺の自然と期待も高まる。

恵美ちゃんは生粋の大阪人ではないらしくて、他県の俺が聞いてもなんとなくわかる、付け焼刃な感じのする関西弁で喋る子だった。
一通り挨拶を終えて、吹田駅近くのカワタ製菓店というカフェへ。
駄菓子屋みたいな名前とは裏腹な、コじゃれた店だった。

少し話して分かったのは、恵美ちゃんは高校生の時に母親を亡くして、以来父親とはあまり上手くいってなかったらしい。
早く自分の家庭が欲しくて18で結婚したものの、26になった今になって、自分が旦那以外の男性と関係したことがない事を残念に思い始めたんだとか。
「ハタチから二十代後半になんの、あっという間やってん。このままあっという間に三十になって、四十になって、おばあちゃんになるんやなーて思たら、色んなこと経験せえへんまま死ぬの、もったいないんちゃうかなて」
恵美ちゃんはそんなことを言ってた。
まあ、確かに俺も気が付いたら三十代も後半になってたしな。気持ちはすごくわかる気がする。

カワタ製菓店を出て向かったのは、エキスポシティにあるオービィ大阪という施設だった。
3D映像に合わせて、温度や匂いや風の演出がある、体感型ミュージアムってやつだ。
さすがに大迫力で、大人でもじゅうぶん楽しめた。
「ヤバイ!めっちゃ楽しい!」
と、恵美ちゃんも大騒ぎしていた。

地球飛行や海中散歩を楽しみつつ、カフェで一休み。
俺がアイスコーヒーを飲む横で、恵美ちゃんはワニ、ラクダ、ダチョウの世にも恐ろしい串焼き三本セットを食べていた。
串を俺のほうに向けて、
「めっちゃ美味いで!哲哉さんも食べてみ!食べんと損やで!」
とか言ってきた。
「大阪まで来てワニの肉を食べるほうが俺の人生にとっては損失だ!」
って断ると、なんや~とか言いながら笑っていた。
恵美ちゃんは笑うとえくぼが出来て、一気に幼くなる。

オービィ大阪を出て、万博記念公園をぶらぶら歩いた。

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歩きながら俺は、気になっていたことを尋ねた。
「あのさ…、他の男とも体験してみたいっていうのはわかったけど、俺みたいなマニアックな要望の奴が相手で良かったの?」
数時間一緒に過ごした恵美ちゃんの印象は、いかにも普通の女の子だった。
俺はだから、夜の方は本当に大丈夫なのかと心配になったのだ。
恵美ちゃんはちょっと恥ずかしそうに、俺の質問に答えてくれた。
「ウチの旦那さんがな、性欲とか淡白な人やねん。ほんで、さみしくて自分でしてるうちに……、後ろの方とかもいじくるようになってん…。やから、どうせ浮気すんなら、そういうコトにも引かんとってくれる人がええなって」
なるほど。俺は引くどころかソレを望んでいた側だからな。
由香里の話しじゃないけど、俺と恵美ちゃんは奇しくも需要と供給が一致したらしい。

万博記念公園で太陽の塔なんかを見て回ってから、少し早めのディナーにした。
ホテル阪急にある花せんりという和食屋で適当な御膳を頼む。
オービィ大阪で得体の知れない串焼きを食べていた恵美ちゃんも、若いだけあって普通にご飯を食べていた。
「ヤバイ!天婦羅めっちゃ美味い!」
と言うので、俺は自分の分の天婦羅もあげた。
どうも最近油物に弱くなった気がする。
恵美ちゃんは、
「マジで!?ええの?ありがとー!」
と言って、もりもり食べていた。
若いっていいなあ。

それから、腹ごなし(?)に109シネマズエキスポシティで映画を見た。
俺の好きなアメリカンヒーローものの映画だったけど、コレを見た後はいよいよホテルかと思うと、ほとんど内容が入ってこなかった。
上映中の暗がりで、チラッと恵美ちゃんを盗み見る。
最初見た時は普通程度に可愛い子だと思ってたけど、何かにつけてよく笑ってくれる子だったんで、今ではすごく可愛く思える。
俺はなんだか急に愛しくなってしまって、恵美ちゃんの手をとった。
恵美ちゃんは、きゅっと握り返してくれた。

ところで、ネットで調べた限りでは、吹田にはラブホテルが2件しかなかった。
その2件についても、写真も掲載されていないし、全く情報がないので、どんなホテルなのか、今でも営業しているのかどうかもよくわからない。

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ということで俺は、ホテル阪急エキスポパークにあらかじめ部屋を取ってあった。
ちょっと値は張ったし、隣の市まで行けば色々あるみたいだったけど、土曜に満室のラブホをたらいまわしにされて興ざめするのもイヤだったしな。

阪急ホテルのダブルルームは万博公園に面していて、なかなか綺麗な眺望だった。
部屋に入ってから少し酒を飲んで、それから恵美ちゃんに準備に取り掛かってもらった。

やったことある奴はわかると思うけど、アナルセックスっていうのは、綺麗にいたす為には事前に準備が必要になる。
まああんまり詳しい描写はしないでおくけど。

お互いにシャワーも浴びて準備万端整えると、俺は恵美ちゃんが身にまとっていたナイトガウンを脱がせる。
恵美ちゃんは思ったより胸が大きくて、腰のカーブが深い曲線を描いた綺麗な体をしていた。

緊張した面持ちの彼女を、バスタオルを敷いたベッドに四つんばいにさせて、俺は用意しておいたローションを手のひらで温めてから、恵美ちゃんのアナルに丁寧に塗りこんでいった。
「あっ、あっ」
と、早くも恵美ちゃんがエッチな声をあげて身もだえする。
自分でいじっているだけのことはあって、俺の指はすんなりと恵美ちゃんの温かい体内にもぐりこんだ。
十分にほぐしてから、いよいよ自身を挿入する。

ローションでテラテラ光るアナルにゆっくり亀頭を押し込むと、恵美ちゃんは枕に顔を押し付けて、
「んーっ、んんっ」
と声を我慢していた。

ラブホじゃないので、あまり声が出せないからなんだけど、俺はついその姿に興奮してしまった。
ギンギンになったペニスを、時間をかけて根本までねじ込む。

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初のアナルセックスは、不思議な感覚だった。
入り口はかなりきつくしめつけられて、中はゆるゆるとまとわりついてくる。
俺は望みを果たした達成感で胸がいっぱいになった。
徐々にピストンを激しくすると、恵美ちゃんは悲鳴のようなよがり声を、必死に枕で抑えていた。
最後は、
「あーっ、もうアカン、アカンのぉーっ」
と叫んで、俺より先にイッてしまった。

俺達はその後も色んな体位を試して、夜遅くまで行為にふけった。
嫁相手には絶対に出来ない体験だった。

あれから、恵美ちゃんには一度も会ってないし、連絡も取っていない。
お互い家庭のある身だし、暗黙の空気でそうなった。

でも、俺が一度の体験で満足したかと言うとそうじゃない。
俺は今でも、月1の出張前には必ずワクワクメールで相手を見つけては、嫁には言えないような遊びを楽しんでる。

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